2024年も死角なし。藤井聡太の1月の対局を振り返る
#芸能 #文化人・その他 #文化人・その他 2024.2.6
2024年の始まりから白星を重ねる藤井。王将戦七番勝負は菅井の振り飛車に3局連続で完勝と死角なし。いよいよ八冠で年度最高勝率更新も見えてきたが、2~3月の対局はどうなるだろうか。
※対局予定棋士の名前の後の()内は藤井から見た過去の対戦成績。 歴代タイトル獲得者一覧はこちらから 1月7、8日に第73期ALSOK杯王将戦七番勝負第1局で菅井竜也八段と対戦。菅井の三間飛車から相穴熊になり、初日では駒もぶつからないほど力のこもった序盤戦になる。終盤に入る前に藤井だけ時間が切迫していくが、慌てずに着実にリードを拡大。正確な指し回しで投了に追い込み、開幕戦を制す。 1月14日に第17回朝日杯将棋オープン戦本戦1回戦で斎藤慎太郎八段と対戦。角換わりから後手の藤井は早繰り銀に出る。押され気味に見えていたが、中段玉で攻めをかわし、素早いカウンターで斎藤の玉を寄せ切った。同日の本戦2回戦で増田康宏七段と対戦。角換わり腰掛け銀から難解な戦いに。双方一分将棋の中で形勢が微妙に揺れ動く大熱戦となったが、最後は増田の入玉を阻止して制勝。際どい戦いを制してベスト4に進出した。2月10日(土)の準決勝では糸谷哲郎八段(7勝0敗)と対戦する。勝てば同日に決勝を行う。