東京海上日動火災、保健業界向けAI開発
#生活 #AI,ChatGPT,個人情報 2024.10.22

東京海上日動は4月19日、保険領域に特化した対話型AIを6月から試験的に導入すると発表した。開発にあたって、日本マイクロソフト(東京・港)とPKSHA Technology(東京・文京)の2社と連携した。開発する対話型AIには、大量のテキストデータを事前に学習した大規模言語モデルを用いる。同モデルで代表的なのは米オープンAIが公開したChatGPTだ。文章生成や質問応答も含めた多様な言語処理ができるが、専門用語を含む複雑な内容のやり取りには適応しにくいなど、一定のハードルもあった。今回開発する対話型AIは、東京海上日動が保有する大量のマニュアルや保険商品約款の情報を学習させるなど、保険業界でも活用できる可能性があるとする。活用の第一歩として、利用者が保険の補償内容や手続きについて尋ねた場合に、対話型AIが回答案を作成するツールを開発する。照会応答サービスのサポートとして活用する見込みだ。