Apple、スマートドアベルでホームセキュリティ市場に参入
#生活 #Apple,セキュリティ,家電・スマートホーム 2025.1.3

Appleが、顔認証技術を活用したスマートドアベルの開発を進めているとの報道が注目を集めている。Bloombergによると、このデバイスはiPhoneやiPadに搭載されているFace ID技術を応用し、登録された顔を認識することで玄関のロックを自動で解除できるという仕組みを備える。発売時期は早くとも2025年末とされている。現在のスマートホーム市場では、GoogleやAmazonが既に強い存在感を持ち、特にAmazonのRingシリーズやGoogle Nestが主流製品として知られている。一方、AppleはこれまでHomeKitを中心にエコシステムを構築してきたものの、スマートホーム専用のデバイス展開では競合に遅れを取っていた。今回のスマートドアベル開発は、Appleが本格的にこの分野で巻き返しを図る動きと見られている。このスマートドアベルには、家庭用のプライバシー保護を重視した機能が搭載される見込みだ。Appleはデータの暗号化や、デバイス上での処理を基本としたセキュリティ設計を採用しており、これによりユーザーがより安全に利用できる製品が期待される。また、このドアベルがHomeKit対応製品とシームレスに連携することで、照明やエアコン、セキュリティカメラといった他のデバイスとの統合管理が可能になる点も大きな利点となる。