FPS『Doom』が条件のCAPTCHA登場
#生活 #ゲーム,セキュリティ 2025.1.9

1993年に発売された伝説的なFPSゲーム『Doom』が、オンライン認証システム「CAPTCHA」に活用され話題を呼んでいる。CAPTCHAは、ウェブサイトへのアクセスが人間によるものか自動化されたボットによるものかを判別するための仕組みであり、これまでは画像認識や文字入力、チェックボックスを使う形式が一般的だった。今回注目を集めたのは、クラウドプラットフォーム企業VercelのCEO、Guillermo Rauch氏が公開した『Doom』を利用した新たなCAPTCHAシステムである。このシステムでは、ユーザーが人間であることを証明するために『Doom』をプレイし、敵を3体撃破することが求められる。操作は矢印キーとスペースキーのみで可能だが、最高難度である「Nightmare」モードが採用されており、敵の動きや攻撃が非常に激しいため、一筋縄ではいかない。ゲームをキャプチャ認証に使用するという斬新な発想は、多くのテクノロジーファンやゲーマーの興味を引きつけている。特に『Doom』はそのシンプルな構造から、冷蔵庫や妊娠検査キットなど、さまざまな媒体で動作することで知られている作品だ。この試みは、セキュリティ認証にゲーム性を加えるユニークなアプローチとして注目されている。