ホンダが挑む、自転車への電動アシスト「スマチャリ」とは?
#生活 2025.1.26

ホンダが提供する「スマチャリ」は、既存の自転車に後付けで電動アシストユニットを取り付ける画期的なシステムだ。2023年からワイズロードで販売が始まり、電動化とコネクテッド化を手軽に実現できるサービスとして注目を集めている。国内には約7000万台もの自転車が存在する中、高校生約180万人が通学で自転車を使用している。しかし、急な坂道や長距離通学による体力的負担、さらには通学中の事故リスクといった課題が指摘されてきた。こうした状況を受け、ホンダは「安全性」と「利便性」を兼ね備えた自転車を目指してスマチャリを開発。位置情報の共有機能や急ブレーキの警告など、通学時の不安要素を軽減する仕組みが搭載されている。また、後付け式の電動アシストユニットは、既存の自転車に自由に装着可能で、利用者が好きなデザインや機能を選択できるのが特徴だ。販売店の在庫管理やデザインの制限といった課題にも柔軟に対応している。