米Meta、世界を結ぶ巨大インフラプロジェクト「Project Waterworth」
#生活 #Meta,インターネット 2025.2.25

米Metaが2月14日に発表した「Project Waterworth」は、総延長5万キロメートルを超える海底ケーブルプロジェクトである。米国、インド、ブラジル、南アフリカを含む5つの大陸を結ぶ計画で、世界最長の海底ケーブルとしてインターネット通信の基盤を強化する目的がある。近年、生成AIやクラウドサービスの普及により、膨大なデータ処理が求められるようになった。こうした背景から、安定したデータ通信インフラの整備が不可欠となり、各国の大手テクノロジー企業が海底ケーブル敷設に取り組んでいる。Metaもこれまで20本以上の海底ケーブルプロジェクトに関与してきたが、今回のプロジェクトは同社が単独で所有・運営する初の大規模計画となる。この発表の前日には、米国のトランプ大統領とインドのモディ首相がワシントンD.C.で会談しており、米政府はこのプロジェクトを両国の防衛パートナーシップの一環と位置付けた。インド政府もインド洋の海底ケーブル保守・修理に投資を進める方針を示しており、デジタルインフラ強化が国際的な関心を集めている。