NTTの仮想空間プラットフォーム「DOOR」、3月31日でサービス終了へ
#生活 #NTT,メタバース 2025.3.5

NTT QONOQは、2025年3月31日をもって仮想空間プラットフォーム「DOOR」のサービス提供を終了すると発表した。「DOOR」は2020年11月に公開され、Webブラウザを通じてPCやスマートフォン、VRヘッドセットから簡単にアクセスできる仮想空間サービスとして注目を集めてきた。特に、企業や自治体、教育機関によるイベント開催や情報発信の場として幅広く活用されていた。しかし、XRやメタバース市場の変化を背景に、NTT QONOQは経営資源の集中を理由にサービス終了を決定。これにより、利用者は今後の対応を迫られることとなる。累計アクセス数1,060万超、ユーザー数286万超という規模を誇った「DOOR」の閉鎖は、メタバース業界における一つの転換点といえる。終了後も一定期間の猶予が設けられ、3月31日以降も6月30日17:00までは直接リンクを経由することで空間への入室や一部機能の利用が可能となる。しかし、それ以降は完全にアクセスできなくなるため、現ユーザーは移行手段の検討を急ぐ必要がある。