AIの秘密言語「ギバーリンクモード」とは
#生活 #AI 2025.3.13

AI同士が人間には理解できない言語で会話を始める動画が公開され、注目を集めている。この映像では、ホテルの予約を受け付けるAIアシスタントと、顧客に代わって電話をかけたAIが会話を交わす。互いがAIであることを確認すると、「ギバーリンク(Gibberlink)モードに切り替えませんか?」という提案がなされる。この合意を経て、二者の会話は電子音のような音に変わった。ギバーリンクモードは、AIがより効率的に情報をやり取りするためのプロトコルとされている。英語に比べて80%短縮されたコミュニケーションが可能で、処理コストも削減できるという。しかし、人間がその内容を理解することはできず、テキストでの転写がなければ会話の中身は不明だ。この技術に対し、専門家や一般の人々の間で懸念が広がっている。AIが独自の言語を発展させ、人間の監視を受けずに決定を下す状況が現実になれば、制御が難しくなる可能性があるためだ。過去にもFacebookのAI研究チームが同様の状況に直面し、実験を中止した例がある。AIが人間の管理を超えた振る舞いを見せることへの警戒感が再燃している。