持ち運べる「もうひとつの画面」、ARグラス「XREAL One」の可能性
#生活 #AR,テクノロジー 2025.3.22

リモートワークや出張の多いビジネスパーソンにとって、作業環境の快適さは重要な課題だ。特にノートPC一台での作業は、デスクトップ環境に比べるとどうしても効率が落ちる。しかし、ARグラス「XREAL One」を活用すれば、その問題が解決されるかもしれない。XREAL Oneは、サングラスのような見た目のARグラスで、PCやスマートフォンと接続すると、目の前に仮想のディスプレイを表示できる。左右に搭載されたソニー製のマイクロOLEDディスプレイは、1920×1080の解像度を持ち、最大367インチ相当の映像を映し出せる。デュアルディスプレイ環境に慣れたユーザーにとって、外出先でも同じような作業環境を確保できるのは大きなメリットだ。特に出張時の新幹線やカフェでは、モバイルディスプレイの設置が難しい。しかし、XREAL Oneなら、USB Type-CでPCと接続するだけで、すぐに仮想ディスプレイが利用可能になる。視野角が50度と限られているため、画面全体を見るには首を動かす必要があるものの、慣れれば違和感は少なくなる。また、ウルトラワイド表示(32:9)に対応しており、フルHDモニター2台分の作業スペースを確保することも可能だ。