中谷美紀が体当たりで恋愛至上主義の女性を演じる!20代の永山瑛太と共に振り返るその一生から目が離せない映画「嫌われ松子の一生」
#芸能 #俳優・女優 #コラム 2023.2.4

主演ドラマ「連続ドラマW ギバーテイカー」がWOWOWで放送・配信中の中谷美紀。女優として30年のキャリアを積み、現在はオーストラリアに移住している彼女が日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を獲得した映画が2006年に公開された「嫌われ松子の一生」だ。ベストセラーになった原作の小説をミュージカル風にカラフルに味つけしてエンターテインメント作品として昇華させた監督は「下妻物語」、「告白」、「来る」などの中島哲也。中谷が演じるのは昭和から平成にかけて壮絶な人生を送った主人公の松子で、どんな女性だったのか松子亡き後に親友や恋人を通じて知ることになる甥っ子、笙をまだ20代の永山瑛太が演じている。撮影は睡眠時間がほとんど確保できないぐらいにハードで、監督の厳しいダメ出し落ち込んだというのは有名なエピソードだが、主演女優賞に輝くのも納得。幼少時のトラウマを引きずりながらも次々に襲いかかる不幸な出来事から這い上がり、ジェットコースター並みのスリルで波乱万丈に生きた松子を全力で演じきっている。