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雪組トップスター・彩風咲奈の力強い演技が見られる、宝塚歌劇「Lilacの夢路」

雪組公演「Lilacの夢路」は、19世紀前半のドイツにおける鉄道建設の始まりを描いた物語である。だが、この作品に登場するドロイゼン兄弟は実在の人物ではない。作・演出の謝珠栄がドイツの鉄道史をもとにして生み出したキャラクターだ。
 
ドロイゼン家の長男ハインドリヒは「ドイツの人々のために鉄道が必要」との信念のもとに奔走する。そんな彼の周りには、さまざまな能力と個性を持った人々が集まってくる。史実を元にしつつ、オリジナルのキャラクターたちが鉄道事業の実現に向けて奔走する姿が描かれる。 夢に向かって皆を引っ張るリーダー、長男ハインドリヒを演じるのが、雪組トップスターの彩風咲奈だ。典型的な起業家タイプであり、強引と言われながらもいつしか周りを巻き込んでいってしまうパワーが彩風ハインドリヒからは感じられる。そのハインドリヒが心惹かれていくのが、バイオリニストを目指すエリーゼ(夢白あや)である。強い意志と凛とした雰囲気を漂わせ、ようやく女性の地位向上が叫ばれ始めた時代を象徴している存在でもある。 面白いのは、個性は全く違うが、鉄道事業の実現に必要不可欠な専門知識や技術を持ち合わせた人材が兄弟を構成しているところである。

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