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ハライチ・岩井勇気が語る、宮崎駿監督作品『ルパン三世 カリオストロの城』の魅力

様々なアニメ作品に精通しているハライチの岩井勇気さんが、「大人にこそ観てほしいアニメ作品」を紹介するこの企画。記念すべき第1回は、1979年に公開された『ルパン三世 カリオストロの城』について語ってもらう。「ルパン三世」の劇場アニメ第2弾であり、後にスタジオジブリの設立に参加し、数々の名作を世に送りだすことになる巨匠、宮崎駿の劇場初監督作品だ。 『ルパン三世 カリオストロの城』を初めて観たのは幼稚園の頃だったと思います。僕の家では、テレビで放送されたスタジオジブリの作品や「ルパン三世」シリーズなどのアニメをほぼ必ずビデオに録画していて、その中にこの作品もありました。当時習っていたサッカーの練習が雨で中止になった時、録画したアニメを観るのが一番の楽しみでした。大人になったいまでも、テレビ放送はもちろん、DVDに録画したのを何回も繰り返し観ています。 僕は前提として、「ルパン」というキャラクターが大好きです。泥棒を生業にしていて、嫌な世の中をたくさん見てきているはずなのに、まったく擦れておらず自分なりに人生を謳歌している。前向きに生きているキャラクターです。「ルパンのような生き方っていいな」という気持ちにさせられます。 子どもの時はヒーローのような存在だったルパンが、大人になっていろんな経験をしてきたことで、人としてより尊敬できるようになりました。自分がいくら年齢を重ねても、「ルパンはずっと大人」という印象があるんですよね。 特に『カリオストロの城』では、そんなルパンに対して「成熟」を感じます。本作では若い頃のルパンも描かれているため、年齢設定はおそらくほかのシリーズと比較すると上だと考えられます。かつて助けてもらった少女(クラリス)への恩を、大人になっても忘れずに大切にしている姿が良いですよね。泥棒なのに「できた人だな...」と、どこか尊敬してしまいます。

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