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月組トップスター・月城かなと演じる菅原道真の成長譚「応天の門」

灰原薬の漫画を舞台化した「応天の門」。脚本・演出は田渕大輔。原作の漫画は菅原道真と在原業平のコンビが事件を次々と解決していくというバディもので、短編のエピソードが続いていく形式だ。タカラヅカ版は原作の基本構成を抽出し、華やかさを加味しながらわかりやすくまとめられている。 平安初期、天皇を取り巻く貴族たちは権力闘争に明け暮れ、娘を入内させることに躍起になっている。帝の妃となった娘が男子を産み、その子が帝となれば、背後で権力を握れるからだ。いわゆる摂関政治である。 漫画「応天の門」で描かれるのは、清和帝(千海華蘭)の妃の座をめぐる藤原氏同士の争いである。娘の高子(たかこ・天紫珠李)を入内させようと躍起になっているのが藤原良房(光月るう)・基経(風間柚乃)父子だ。だが、肝心の高子は在原業平(鳳月杏)と恋仲にある。 いっぽう娘の多美子(花妃舞音)が清和帝に気に入られ、一歩リードしているかのように見えるのが、良房の弟の藤原良相(よしみ・春海ゆう)である。だが、多美子の兄、常行(ときつら・礼華はる)は妹の身を案じている。 タカラヅカ版「応天の門」は、この多美子の入内に至る経緯を物語の主軸に置いている。これを阻みたい藤原良房・基経の策謀に、在原業平と菅原道真らが立ち向かうという構図である。

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