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藤井聡太竜王・名人をはじめ、若きタイトル戦挑戦者の歴史を振り返る!

長い決勝トーナメントを勝ち上がった20歳の竜王挑戦者に沸く将棋界。伊藤匠七段の挑戦は歴史上でもかなり早い方だが、これまでの若きタイトル戦挑戦者の歴史はどうだろうか。 これまでで最も若い挑戦者はご存じ藤井聡太竜王・名人。2020年度の18歳になる直前での棋聖挑戦で、それまでの記録とは数日の差だった。この時は新型コロナウイルス流行による緊急事態宣言により、遠征を伴う対局はストップ。東海在住の藤井は対局そのものができず、あわや勝敗以前のところで記録更新が不可能になるところだった。結果的には対局が再開してからのハードスケジュールをすべて勝ち、棋聖挑戦によりギリギリで記録を更新。この時は直後に王位挑戦権も獲得し、どちらも奪取し一気に二冠に躍り出た。 それまでの記録は1989年度の屋敷伸之九段による棋聖挑戦で、前述の通り藤井とはわずか数日の差だった。プロデビューから1年2ヶ月での挑戦で、こちらは歴代最速。この時はフルセットで敗れて挑戦失敗したものの、連続挑戦を果たして翌期に棋聖を奪取している。

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