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藤井聡太竜王・名人と伊藤匠叡王・王座の同学年対戦が話題!彼らをはじめ、将棋界における同学年の対戦記録を紹介!

藤井聡太王座に伊藤匠叡王が挑戦した第75期王座戦五番勝負。フルセットの激戦となり、伊藤が王座を奪取した。今回は4度目のタイトル戦だったが二人は同学年のライバルであり、これからも大きな舞台での対決が続いていくだろう。今回は過去のタイトル戦における同学年の組み合わせを見ていきたい。 強い世代が集まっているのは何といっても羽生善治九段を中心とした羽生世代だろう。羽生と同学年でタイトル戦を戦ったのは森内俊之九段、郷田真隆九段、藤井猛九段、丸山忠久九段と4人もいる(佐藤康光九段は1学年上、深浦康市九段、屋敷伸之九段は1学年下)。 タイトル戦における対戦成績で羽生─森内戦は8勝8敗と拮抗しており、最大のライバルと言える。その他の対戦成績は羽生─郷田戦は5勝2敗、羽生─藤井戦は4勝1敗、羽生─丸山戦は1勝1敗となっている。ここまでタイトルを争うトップ棋士が密集した世代は他に例がない。なお、森内と郷田は名人戦七番勝負で顔を合わせており(森内勝ち)、こちらも当然ながら同学年のタイトル戦だ。 谷川浩司十七世名人と同学年の強豪棋士では中村修九段、島朗九段がいる。だが、タイトル挑戦回数は多いものの、不思議と谷川の持つタイトルに絡むことはなかった。上の世代の中原誠十六世名人や米長邦雄永世棋聖、そして急速にタイトルを獲得していった羽生善治九段の存在が大きかったこともあるだろう。

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