まるでカメレオン!?米倉涼子の変幻自在な魅力が詰まった「アウトバーン マル暴の女刑事・八神瑛子」
#芸能 #俳優 #コラム 2025.11.20
米倉涼子が主演、アウトサイダーなキレもの刑事を演じたスペシャルドラマが「アウトバーン マル暴の女刑事・八神瑛子」だ。原作は深町秋生の小説「アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子」で、シリーズの1作目をドラマ化したもの。 ちなみに本作が放映された2014年、米倉は女優として脚光を浴び、多忙を極めていた時期。日本版「CHICAGO」でミュージカルデビューを飾った後、渡米して歌とダンスのレッスンを積み、同作で2012年にブロードウェイデビュー、しかもアメリカ人役として日本人初の主演という快挙を果たし、2022年まで「CHICAGO」に出演し続けた。 のちにシリーズ化され、米倉の代表作となるドラマ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」がスタートしたのも2012年。忖度しないクールな天才外科医役は米倉のハマり役で「私、失敗しないので」という決め台詞が流行語になるほどの高視聴率を記録することになった。 スペシャルドラマで米倉が演じているのは上野中央警察署に勤務している通称"マル暴"こと組織犯罪対策課の刑事・八神瑛子。ピンヒールにミニスカートの派手なヴィジュアルからして警察の人間とは思えないが、副業で警察官に金貸しも行ない、命の危険と隣り合わせの暴力団とも仕事上、繋がりを持つ。 部下に「姐さん」と呼ばれている八神の決め台詞は「一切、手段を選びません」。共演者にも米倉と縁の深い西田敏行を始め、渡部篤郎、陣内孝則、斎藤工、戸田恵子、寺島進、西村雅彦など実力派が揃っている。ヤクザにも署長の富永(渡部)にも怯まず我が道をいく刑事を華やかに演じる米倉の存在感と演技に焦点を当ててみたい。

















