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藤純子の初々しくも艶やかな魅力がたっぷり!女博徒を演じ、一世を風靡した「緋牡丹博徒」

1950~70年代にかけ人気を博した任侠映画。時代劇から現代劇、人情もの実録路線など多彩な作品が公開され、鶴田浩二や高倉健、菅原文太など多くのスターを生み出した。 そんな中、異彩を放ったのが「緋牡丹博徒」だ。明治半ばを舞台に女賭博師が活躍する本作は、それまで主にわき役だった女性を主人公にした任侠映画。シリーズ全8本が製作された本作に主演したのが藤純子(現・富司純子)だ。東映のプロデューサーを父に持つ藤は高校時代よりタレントとして活動。千葉真一主演の「八州遊侠伝 男の盃」(1963)として女優デビューした後は、主にヒロイン役で活躍した。 そんな彼女の人気を不動のものにした記念碑が「緋牡丹博徒」だった。藤が演じたのは、九州の矢口組・組長の一人娘で、胸もとから背中にかけ緋牡丹の刺青を持つ"緋牡丹のお竜"こと矢口竜子。暗殺された父の敵を討つために、博徒として各地を流れる女博徒だ。端正な顔立ちの藤は、華奢な体でドスや銃を手にして並み居る荒くれ男を相手に大暴れ。 まだ22歳の若さだがキッと相手をにらむ目力や歯切れのよい熊本弁のセリフ回し、白い肌の肩口からのぞく刺青の艶やかさも手伝って、多くのファンを魅了。少女時代の回想シーンでこれまで通り屈託のない笑顔を振りまきながら、その後の彼女のトレードマークとなる一本筋の通った女性像を作り上げた。

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