石坂浩二と松嶋菜々子、揺るぎない個性と存在感が光る!市川崑が監督を務めた2006年版「犬神家の一族」
#芸能 #俳優 #コラム 2025.9.22

これまで何度も映画、ドラマとして映像化されてきた横溝正史の傑作推理小説「犬神家の一族」。1976年公開の映画版では金田一耕助を石坂浩二が演じ、大の横溝ファンだという巨匠・市川崑がメガホンをとり、空前の大ヒットを記録。その後1977年に古谷一行が耕助を演じたドラマ版も大きな話題を呼んだ。同時期には横溝による長編推理小説「八つ墓村」も映画化され、"横溝ブーム"が巻き起こった。 そんな時代を経て、約30年ぶりに市川が監督を務めて映画化されたのが2006年の「犬神家の一族」だ。本作でも1976年版と同じく石坂が耕助を演じ、ヒロイン的な役どころの野々宮珠世を松嶋菜々子が演じている。