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映画『宝島』俳優・窪田正孝が表現する"想い"に、私たちはこれまでもこれからも夢中になる

妻夫木聡が主演を務める映画『宝島』が、9月19日(金)に全国公開される。 真藤順丈による傑作小説を実写化した本作は、「沖縄がアメリカだった時代」を懸命に生き抜いた若者たちの人生を描く。一足早く、試写で作品を拝見したが、アメリカ統治下だった沖縄、空白の20年、米軍基地から奪った物資を住民らに分け与える「戦果アギヤー」と呼ばれた若者たちの姿が、今でも目に焼きついて離れない...。 なかでも、窪田正孝という俳優の"凄み"を感じる瞬間が多々あった。 今回、窪田が演じたのは、幼なじみのグスク(妻夫木)、ヤマコ(広瀬すず)らが慕う英雄的存在・オン(永山瑛太)の弟であるレイ。戦果アギヤーの仲間と共に、すべてを懸けて臨んだ襲撃の夜、オンが消息を絶ってしまう。ヤクザになったレイは、刑事になったグスク、教師を目指すヤマコとは距離を置きながら、独自にオンの影を追う。 偉大な兄を持つレイは、グスクやヤマコとは違う棘のあるオーラを纏っていて、どこか近寄りがたい存在だ。暴れまわるシーンや、咆哮するシーン、目を覆いたくなるような残虐なシーンなど、派手で印象に残る場面はたくさんあるが、どこか寂しそうな表情が印象的だった。"想い"を言葉ではなく暴力で表現してしまう彼だけど、葛藤して、思い悩んで、壁にぶつかっていた。そんなレイを窪田が見事なまでに表現していたのだ。

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