唐田えりか、俳優としての"これから"は「自分の時間をちゃんと生きる人間」に『海辺へ行く道』インタビュー
#芸能 #俳優 #インタビュー 2025.8.27

原田琥之佑が主演を務める映画「海辺へ行く道」が、8月29日(金)に公開される。 三好銀の漫画を映画化した本作。アーティストの移住支援を行う「海辺の街」に暮らす14歳の美術部員・奏介(原田)は、新聞部や演劇部からの頼まれごとで大忙し。そんななか、彼らに不思議な依頼が舞い込む。共演は、麻生久美子、高良健吾、剛力彩芽、菅原小春、諏訪敦彦、村上淳、宮藤官九郎、坂井真紀ら。 今回は、"街にやって来た包丁売り"高岡(高良)の恋人・ヨーコを演じた唐田えりかに話を聞くことができた。 ――この物語の世界観に入ってみて、どんなことを感じましたか? 「表現することの美しさや必要性みたいなものが描かれている気がして...。『自分を表現できるもの』を見つけられるって、すごく尊いことなんだなと思いました。特に美術商のA氏(諏訪)が発する言葉にグッときましたね」 ――原田さんをはじめ、10代の俳優さんが輝く作品でもあったと思います。彼らと対峙してみていかがでしたか? 「私は泰介の後輩・良一を演じる中須翔真くんとの共演シーンが多かったんですが、とにかく"めっちゃ可愛いなこの子!"と思いながら一緒にお芝居をさせていただきました。中須くんは天才で、きっと自分が何を求められているのか、感覚的に分かっているんですよね。 長くお芝居をしたり、年齢を重ねたりすると、"こういうところは見られたくない"とか"恥ずかしいな"という感覚が無意識のなかで生まれるんですけど、中須くんはそれがない。すごくチャーミングだし、言われたことも瞬時に理解していて頼もしいなと思いました」