映画『水の中で深呼吸』主演の石川瑠華が作品に感じたこと「高校生活を描いている作品は特別」
#芸能 #俳優 #インタビュー 2025.8.22

映画『水の中で深呼吸』が2025年7月25日より順次公開中。 水泳部に所属する高校1年生の葵(石川瑠華)は、同級生の水泳部員・日菜(中島瑠菜)に惹かれる気持ちを誰にも言えず持て余していた。しかし、幼なじみで同じ水泳部の昌樹(八条院蔵人)に対しても友情以上の感情が芽生えていることに気づいてしまう。
恋と友情の間で葛藤する高校生の青春を、みずみずしい映像で描いた作品だ。 今回は、主人公の葵を演じた石川瑠華にインタビュー。作品についてさまざまな角度から語ってもらった。 ――脚本を読んでみての感想はいかがでしたか? 「脚本以上のものを演じることが俳優の仕事でもあると思うのですが、正直、もっとよくできるって思いました。作中でLGBTQ+をテーマとして扱っていて、その悩みを抱えているのが葵なのですが、葵が群像劇の中の1人として組み込まれるとテーマが埋もれてしまうというか...もっと葵の輪郭がわかる脚本を私が望んでいたのかもしれないです。でも、撮影が進んでいくにつれて、安井監督がやりたかったことが、LGBTQ+というよりもそれを含む人の悩みについてであり、それで自己否定してしまう人を救うことだと徐々に気づいていきました」