「愛は一本橋で」の大人ロマンスから一転、チョン・ユミの映画女優としての真価が味わえるスリラー「スリープ」
#芸能 #韓流・海外スター #コラム 2025.8.17

"韓国の清純派"とも称され、デビュー当初からその透明感ある雰囲気で多くの人を魅了してきたチョン・ユミ。2024年にチュ・ジフンとW主演を務めた大人のロマンス「愛は一本橋で」(2024年)では、約10年ぶりのラブコメ復帰を果たし、愛らしくも深みのある大人の女性像を好演。40代を迎えた今も変わらぬ自然体の美しさが話題となった。 そんな彼女のキャリアを振り返ると、特定のジャンルにとどまることなく常に深い演技力で観客を圧倒してきた"映画女優"としての顔が浮かび上がる。特にその名を世界に知らしめたのは、社会派映画への出演だ。 「トガニ 幼き瞳の告発」(2011年)では聴覚障害を持つ子どもたちへの性的虐待事件を告発する女性、「新感染 ファイナル・エクスプレス」(2016年)ではパンデミックが発生した列車に乗り合わせた妊婦役を熱演。両作に続き、3度目の共演となったコン・ユと夫婦役を演じた「82年生まれ、キム・ジヨン」(2019年)では、平凡な女性が社会の不平等に直面する姿を繊細に演じ、多くの女性の共感と支持を集めた。