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奈緒、"受刑者で美容師役"を担うなかでの想い「刑務所のイメージをアップデートするためにも...」

奈緒が主演を務めるWOWOW連続ドラマW-30「塀の中の美容室」が、8月22日(金)よりスタートする。 女子刑務所の中にある「あおぞら美容室」を舞台にした桜井美奈の同名小説を連続ドラマ化した本作。受刑者で美容師の小松原葉留(奈緒)が、さまざまな人との出会いを通して、自ら犯した罪やこれからの人生と向き合っていく。 今回、奈緒にインタビューを実施。奈緒は、「女子刑務所に実在する美容室」をモデルに描かれた本作とどう向き合ったのか。たっぷりと語ってくれた。 ――原作をお読みになって、どんなところにこの物語の面白さを感じましたか? 「刑務所の中のお話ではあるのですが、そこに携わる塀の外の人たちのお話でもあった、というところが、原作を読んでとても惹かれたところでした。実際にこれを映像化するにあたって、きっとたくさんの方に、自分のお話としても見ていただけるんじゃないかと思っています。
最初はどうしても『この人は何をして刑務所に入ったんだろう』と、いろんな想像をするし、怖い想像もすると思います。でも私は、葉留の過去がだんだんと明かされていくに連れて『普通の女の子だったんだな』と感じました。
まだ私たちが罪を犯していないだけで、誰にでも葉留になる可能性がある。だからこそ、『自分たちに何ができるだろう』と考えたり、葉留やその家族の人生を考えたり、『もし自分がその美容室に行ったら、どんな話をするだろう』と考えたり、本当にいろんな人の立場から想像が広がる作品だと思います。原作を読んだ方や、このドラマをご覧いただいた視聴者の皆さんにも、誰の立場で何を想像したのか聞いてみたいと思う作品でした」 ――撮影中に印象に残ったエピソードを教えてください。 「この作品に参加するまで知らなかったのですが、受刑者は誰かとすれ違うとき、壁の方を向いて待っていないといけないんです。作中では何の説明もしていないので少し違和感があると思いますが、受刑者の皆さんにとっては、それが日常。そうした一つひとつのルールに驚くことがたくさんありました。
鳥の鳴き声を聞いた葉留が、どんな鳥だったのか気にする描写があるのですが、実際に刑務所の中を歩いていると、いつでも自由に空を見上げるということもなかなか難しいと感じました。常に"怪しい行動をしていないです"ということも含めて、規律を守った行動を自分の体に染み込ませなきゃいけない。撮影を重ねて生活していくうちに『だから、葉留は空を見上げたかったんだ』と、台本を読んだときには分からなかったことが理解できる瞬間がありました」

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