王位防衛まであと1勝!王座戦の対戦相手も伊藤匠叡王に決定した藤井聡太の7月の対局を振り返る
#芸能 #俳優 #コラム 2025.8.13

王座戦五番勝負の挑戦者は伊藤匠叡王に決まった。久しぶりのライバル対決で、白熱のシリーズになること間違いなしだ。
※対局予定棋士の名前の後の()内は藤井から見た過去の対戦成績。 7月5、6日に伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦七番勝負第1局で永瀬拓矢九段と対戦。藤井が後手で、角換わりから相早繰り銀となる。だが、研究が外れた直後にあっさり千日手が成立。名人戦の第4局、第5局から、両者の対戦では3局連続の千日手だ。 藤井が先手となった指し直しは永瀬の趣向で類型の少ない角換わり腰掛け銀へ。中盤で互いに妥協せず、一気に激しい終盤戦になる。派手な切り合いになるが、抜け出したのは藤井。 7月15、16日に王位戦第2局で永瀬九段と対戦。角換わり腰掛け銀から、先手の藤井がうまく攻め続けられるかの勝負に。細かく技をつないで切れない攻めに持ち込むと、最後は相手の反撃を打ち歩詰めでピッタリ見切って勝ち切った。これで七番勝負は2連勝。 7月29、30日に王位戦第3局で永瀬九段と対戦。後手の藤井が雁木を選び、永瀬は矢倉からじっくりとした展開に。藤井が先攻して難解な中盤戦となるが、うまく攻防のバランスを取ってペースをつかむ。小技を駆使して着実に差を広げると、最後は大差で永瀬を投了に追い込んだ。これで七番勝負を3連勝、防衛まであと1勝とした。第4局は8月19、20日に行われる。