松たか子の第二楽章はここから始まった!坂元裕二脚本、満島ひかり、高橋一生、松田龍平共演「カルテット」で見せたミステリアスな魅力
#芸能 #俳優 #コラム 2025.7.27

1つの映画やドラマがきっかけで、俳優のイメージががらりと変わることがある。松たか子の場合、そのきっかけは脚本家の坂元裕二と組んだ「カルテット」(2017年制作)だったと思う。 40代に入ってからも活躍を続け、2025年も松村北斗と共演した主演映画「ファーストキス1ST KISS」がヒットし、阿部サダヲの妻役を演じている夏ドラマ「しあわせな結婚」も好評の松たか子。彼女のドラマが始まると「待ってました!」と言いたくなる人も多いのではないだろうか。 もちろん、松たか子が"連ドラの顔"であるのは30年前の「ロングバケーション」(1996年)からずっとそうだったし、同作から始まり「ラブジェネレーション」(1997年)、「HERO」(2001年~)と、木村拓哉との共演は名コンビとして人気になった。名門「高麗屋」の歌舞伎役者である父・松本白鸚や兄・松本幸四郎、また、田村正和や藤田まことといった大御所俳優とも共演し、演技力を発揮してきた。ただ、2006年の「役者魂!」以降、主演ドラマはしばらく放送されなかった。