藤井聡太名人VS永瀬拓矢九段の対局で話題となった千日手!そんな千日手の過去の記録を紹介!
#芸能 #文化人・その他 #コラム 2025.6.22

将棋の対局は基本的に勝ちか負けしかない。例外は千日手(持駒含め、同じ局面が4回繰り返されると引き分け)、持将棋(お互いに玉が敵陣に入って玉が捕まる見込みがなく、確保している駒の数もほぼ同等だった場合に引き分け)で、これらは引き分け扱い。基本的には指し直しとなる。今回は千日手、持将棋に関する記録を見ていきたい。 まずは今年度最初のタイトル戦となった第83期名人戦七番勝負。藤井聡太名人に永瀬拓矢九段が挑んだシリーズだ。第5局、第6局と連続で千日手となった。通常の対局であれば千日手が成立すると30分後に再開となるのが基本だが、名人戦は二日制のため少々事情が異なる。二日制のタイトル戦においては千日手成立が1日目の決められた時刻以降の場合、指し直しは翌朝に行い、一日制で対局する。なお、千日手成立から本来の封じ手の時刻までの時間を折半し、両者の持ち時間から差し引く。これが今期の第4局で行われたが、6年前の第77期名人戦第1局でも同様の事例があった。