父の執念を滲ませる田村正和の名演が絶品!松本清張ミステリーの傑作「十万分の一の偶然」
#芸能 #俳優 #コラム 2025.5.30

松本清張の小説「十万分の一の偶然」は、1980年に週刊文春に連載され、翌81年に刊行された。1枚の報道写真を巡り、その陰に潜む恐ろしい犯罪を鮮やかに描き出した傑作である。2度にわたってドラマ化され、最初は刊行直後の1981年に日本テレビの「火曜サスペンス劇場」で、関根恵子が主演。2度目は2012年に、テレビ朝日開局55周年記念番組として放送。「松本清張没後20年週連続ドラマスペシャル」の第1弾と銘打たれた大作だった。