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大阪・関西万博を取材したCNNモンゴメリー花子、取材で感じたことや今後の展望を語る

大阪・関西万博を取材したCNNjの番組「アジア経済市場」が、スカパー!番組配信で配信中だ。番組では、会場デザインプロデューサーの藤本壮介氏や、「西陣織パビリオン」の設計を手掛けた建築家の高松伸氏に話を聞いている。 今回、この番組で大阪・関西万博の取材を行ったCNN東京特派員のモンゴメリー花子にインタビュー。ロンドン生まれニューヨーク育ちだが、日本への留学経験もあり、日本語も堪能なジャーナリスト。2023年11月のCNN入局以降、日本に拠点を置き国内外を飛び回り様々なテーマの取材を行っている。今回の万博の取材で感じたことや、普段取材の際に心に留めていること、今後の展望など語ってもらった。 ――CNNの特派員となった経緯を教えてください 「私は2023年、アジア系アメリカ人ジャーナリスト協会(AAJA)主催のジャーナリズム・コンベンションに参加し、そこでCNNインターナショナルの上層部と会う機会を得ました。アメリカの視聴者に向けて、特にアジア発の国際ニュースを報道する意義について、意見を深く交わす機会となりました。その後、上層部からCNNの採用担当者とつながり、面接を経て、東京を拠点とするインターナショナル・コレスポンデントとして入社することになりました」 ――CNN東京特派員に着任以降、日本で数々の取材をされていますが、特に印象に残っていることを教えて下さい。また取材を通して、もともと持っていた日本の印象から変わった部分はありますか? 「これまで担当してきた報道の中で、特に印象に残っているのは、2024年1月1日に発生した能登半島地震と、日本で増加する高齢女性受刑者に関する取材です。
能登半島地震は、私の日本での取材経験の中で最も大きな自然災害であり、元日という特別な日に多くの人々がご家族や大切な人を失う様子を目の当たりにし、胸が締めつけられる思いでした。取材を通じて出会った方々の多くが、『新年の始まりにこのような悲劇が起きたこと』に強い衝撃を受け、過去の災害によるトラウマが呼び起こされたと語っていました。
この取材を通じて、CNNの強みである速報性を改めて実感する機会ともなりました。現地へ迅速に取材班を送り、現場から生中継を行い、被災地の現状をいち早く世界に伝える、そのスピードと対応力は、国際メディアとして本当に誇らしいものでした。
また、高齢女性受刑者に関する取材では、日本が高齢者福祉に優れているという一般的なイメージとは異なる実態が浮かび上がりました。孤独や経済的困窮の末に犯罪に至るケースが多いという事実に直面し、取材を通じて『誰一人取り残さない』社会の実現に向けた制度を見直し、改善していく必要があると強く感じました」

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